2013年9月1日~9月7日分の気になったニュースのまとめです。
・婚外子の相続差別は違憲 「確定事案に影響せず」 最高裁初判断(msn 産経ニュース)
裁判所のホームページに全文がのってますね。
【関連】婚外子裁判:「差別を法が保証する怖さ」落合恵子さん(毎日jp)
・奨学金で自己破産 就職難や非正規増影響…(東京新聞)
じゃあ、破産をすれば問題解決かというとそうはいきません。
奨学金は、借りる際、たいてい保証人をつけさせます。
破産をすると、破産をした人の借金は免除されても、保証人の義務は免除されません。
結果、奨学金を借りた人が破産をすると保証人に請求が行くことになるのですが、たいてい、親御さんなど親族が保証人になっています。
保証人に奨学金を支払えるだけの余力があれば良いのですが、普通はそれだけの資力があれば、貸与制の奨学金なんて借りないでしょう(もちろん、月々の収支からすると余裕はあるけど、まとまったお金はなかった、というパターンもあるでしょう)。お金がないからこそ借りているのです。そういった状況にも関わらず、ある日突然、奨学金を借りた人が破産をしました、ついては、保証人になったあなたたちが払ってください、と言われても返済に窮してしまうことも多いでしょう。
結果、保証人も連鎖的に破産しなくてはいけない、というパターンもあります。
保証人も破産をすれば、義務から解放されるでしょうが、自宅などの資産を持っているとそう簡単に決断できないでしょう。迷っているうちに訴訟を起こされ、強制執行という形で給与を差し押さえられ、勤務先にバレて会社にいづらくなる、ということもあるでしょう。
個人保証をさせることにより、たしかに、回収可能性は高まるでしょうが、果たしてそこまでして回収する必要があるのか、ちゃんと検討するべきでしょうね。
・ブラック企業 送検含め対応(NHK)
田村厚生労働大臣「賃金の不払いなど、幅広い案件で企業を指導していく。指導を聞かなかったり、重ねて指導したあとも、そのようなことを行う企業は、検察への送検も含めて対応し、当然、名前も公表する。『ブラック企業』と言われる問題にしっかり対応していきたい」
・東京の弁護士、預かり金1.5億円私的流用の疑い(日経新聞)
またですか……。
・富山の弁護士、5回目の懲戒で退会命令(msn 産経ニュース)
・年収200万円弁護士、依頼を求めて町から町へ(SPA)
「開業さえすればバラ色と思っていたのも事実です。ですが、看板さえ出せば依頼人が来るってもんでもないんですよね。今はもう、仕事がほとんどないんです。刑事事件の国選弁護案件も取り合いで、なかなか回ってきません」
・弁護士県内は増えすぎ? 10年で6割増、司法改革を反映 「イソ弁」「ノキ弁」若手はつらいよ(山梨日日新聞)
・元検察事務官ら漏えい認める=求刑懲役1年-静岡地裁(時事ドットコム)
暴力団員に検察事務官が捜査情報を漏らしたとされる事件です。
・受刑者面会に刑務官同席 県弁護士会抗議(読売オンライン)
山口のニュースです。
コメントはこちら