2013年9月8日~9月14日分の気になったニュースのまとめです。
・平成25年度司法試験合格発表(日経新聞)
2049人合格、合格率は26.8%。
これについては、ブログ内でもいくつか記事を書きましたのでご覧ください。
【関連】
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・弁護士失墜の大元凶、ロースクール解体勧告(東洋経済)
成仏発言を取り上げるなど、かなり取材してある印象。
「国の弁護士の所得に関するアンケート調査によれば、新人弁護士の所得(中央値)は07年の659万円から、10年には480万円へと落ち込んでいる。さらに状況は悪化している。」
「こうした若手の窮状に付け込んで使い捨てにする「ブラック事務所」も少なくない。「新人の名前を勝手に使って利益相反行為を行っている」「新人を大量に採用したうえで、3カ月後に大半を自己都合退職に追い込む」「弁護士に認められた職務上請求を悪用して、目的外の戸籍謄本や住民票を取らせる」。若手弁護士たちからは体験談が次々と挙がる。」
など、新人弁護士の厳しい現状も取り上げられていますね。
さすがに、利益相反行為や職務上請求の悪用など、バレたら一発で懲戒くらってもおかしくないレベルなので、にわかには信じがたい部分もありますが(とはいえ、最近の弁護士の不祥事を見ていると、完全に否定しきれるわけではないのが悲しいところですね)。
・日本の”ナンバーワン”弁護士は誰だ!? 知られざる”番号登録”の歴史(東洋経済)
これもまた面白い記事。登録番号に着目しており、なかなか興味深い内容です。
ちなみに、たしかに、弁護士バッジのメッキをはがそうと、小銭入れの中にバッジを入れたりする先生もいますが、私はむしろピカピカにしておく派です。
バッジのメッキがはがれているかどうかなんて見る相談者はほとんどいません。見てくるとすると弁護士くらいです。
私は、相手方弁護士には、ベテランと思われて警戒されるよりも、なめてかかってきてくれたほうが嬉しいと考えているので、ピカピカにしています。
・相談乗れば非弁行為? 富谷の弁護士資格職員、力発揮できず(河北新報)
職員が弁護士登録をしていなかったため、仙台弁護士会から「弁護士会に登録のない者が業務を行うと非弁行為に当たる」と指摘されたようです。
・遠隔操作プログラム、同僚PCから発見される…片山被告弁護団が会見(スポーツ報知)
「弁護団は9日、会見を開き、遠隔操作に使われたとされるプログラムと同じものが「被告の職場の同僚のPCからも発見されていた」と明らかにした。弁護団が開示請求した検察の調書に書かれていたという。」
・横浜・ごみ焼却炉談合:弁護士費用訴訟 1億1200万円支払い命令 市負担分、地裁が2社に(毎日新聞)
ごみ焼却炉工事で談合→市が損害を被ったとして、受注者に住民訴訟で損害賠償請求・認容→住民訴訟でかかった弁護士報酬1億円を市が支払うよう請求・認容→市が支出したこの弁護士費用を受注者が支払うよう請求・一審認容(今ここ)
・原発賠償 「裁判外」伸びず(読売新聞)
原発被害に対する損害賠償請求の時効が迫っていますので、ご注意を。
・横領の元弁護士福川被告が控訴 懲役14年の判決を不服(山陽新聞)
・餃子の王将、金沢は閉店 新潟は再開へ 写真ネット投稿(朝日新聞)
・被害者匿名の起訴状 検察が修正(NHK)
検察は、「裁判所から被害者が特定できないと指摘され、対応を検討した結果、11日の裁判で児童の名前は伏せたまま、親の名前と続き柄を起訴状に追加しました。これに対し、被告の弁護士は「本人が匿名では犯罪内容の特定が不十分だ」と主張しましたが、裁判所はこの措置を認め、裁判を進めることを決めました。」
・イオン、アジア人材交流を加速 現法の幹部候補育成(日経新聞)
・「武富士」創業家側が解決金、不当配当訴訟和解(読売新聞)
「管財人によると、創業家側が解決金として17億5000万円を支払うという」
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