2013年10月13日~10月19日分の気になった弁護士・法律関連ニュースのまとめです。
・名張毒ぶどう酒事件、再審開始認めず 最高裁「農薬は自白通り」(msn産経ニュース)
自白を重視しすぎではないですかね。
警察・検察の一部が自白の強要としか思えない行為に走るのは、裁判所が自白をあまりに重視しすぎているからじゃないでしょうか。
警察・検察もそうですが、裁判所も自白偏重から脱却すべきでしょう。
また、「疑わしきは被告人の利益に」という刑事裁判の大原則は、少なくとも再審事件においてはあまり守られていないように思われます。
【各社社説】
社説:毒ぶどう酒事件 再審制度の改革必要だ(毎日新聞)
(社説)再審の壁 手続きの整備が必要だ(朝日新聞)
毒ぶどう酒事件 再審へのハードルはなお高い(10月19日付・読売社説)
・「藤原紀香はシロ」公安に背後関係まで調べられた秘密保全法の怖さ(東スポ)
『政府関係者は「なんで?と思いましたよ」と驚くばかり。』
それだけ危険性が高い(一般市民にも危機感を抱かせる)法案だからじゃないですかね。
そういった危機感・想像力の欠如に驚き。
【関連】
特定秘密保護法案:「市民活動をも萎縮」 弁護士会長が反対声明 /大阪(毎日新聞)
・就職に強い大学に異変?理系女子争奪戦、早稲田大に圧勝の慶應、法学部凋落…(ビジネスジャーナル)
中央大学法学部の偏差値が67.5から60.0にわずか3年で落ちているとのこと。
様々な要因が考えられますが、中央法といえば司法試験に強いことで有名ですから、弁護士という仕事に対する魅力が落ちていることが原因ではないでしょうか(苦労して弁護士になっても、その後も就職難や供給過多で苦しむというイメージがあると、そりゃ魅力はなくなりますね)。
・地に落ちた「元日弁連常務理事」の肩書 総額50億円!?大物弁護士が加担した架空土地取引グループの悪行とは(msn産経ニュース)
弁護士に対する社会的信頼はどんどん落ちていってますね。
弁護士としては、お恥ずかしいかぎり。
・みずほ歴代役員が恐れる「100億円」損害賠償訴訟(日刊ゲンダイ)
久保利先生がコメントされています。
・暴力団排除機運高揚へ 「代理訴訟」可能に(デーリー東北)
青森県暴追センターのニュースです。
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