事務所説明会は必ず開かれるものではありませんが、あれば是非参加しましょう。
その事務所の雰囲気を知るチャンスです。
目をつけるべきポイント
その事務所が主に取り扱っている分野・力を入れている分野を知りたければ、本棚を見るべきでしょう。
主に扱っている分野の書籍が大量に本棚に並べられているはずです。
イソ弁の待遇を知りたければ、勤務弁護士の表情を見るべきでしょう。
修習性が入ってきても、死んだ魚のような目をしていれば、かなり疲れているのかもしれません。
また、男性弁護士が化粧をしている場合には要注意です。
おしゃれをしたいのであれば良いのですが、たいてい、疲れを隠すために化粧をしているだけです。
化粧をしているかどうか、見ても分からない場合には、においに注意しましょう。
もっとも、イソ弁が疲れていても、プライベートで疲れているだけかもしれませんので、ブラック事務所だと決め付けるのは早計かもしれません。
ついつい、美人の事務員さんとかいないかな~、と目が行きがちの事務所説明会ですが、ちゃんと見るべきところは見ておくべきでしょう。
質問はすべきか
事務所説明会では、たいてい、質問タイムが設けられます。
ここで質問をすることで、少しでも印象に残してもらいたい、と考える修習生も多いでしょう。
ただ、採用する側が、事務所説明会で修習生が質問をするかどうかを重視するかというと、いささか疑問です。
もちろん、質問がないということは興味がないということだと考え、質問するか否かを重視している事務所もあるかもしれません。
しかし、事務所説明会は、たいてい、個別ではなく集団に対して行われます。
よっぽど印象に残る質問をしない限り、採用する側としては、誰がどんな質問をしたかということまでは覚えていないのが通常ではないでしょうか。
そして、悪い質問・変な質問ほど印象に残りやすいものです。
というわけで、私としては、ムリに印象の残そうとせずに、自分が気になった疑問を失礼にならない範囲で投げかける程度で十分と考えます。
余談ですが、「貴法律事務所では、去年採用した修習生がもう退職されているようですが、理由を教えてください」という人を見たことがあります。度胸あるなぁ、と思いましたが、こういった質問はされたほうも覚えているものです。その事務所に採用されなくてもいいや、と思ったのかもしれませんが、だからといって、あえて自分から敵をつくるようなことはやめておいたほうが良いでしょう。弁護士の世界って意外と狭いもんですよ。
終わった後にお礼のメール・手紙は出すべきか
興味を持った事務所には、説明会の後に、お礼のメールもしくは手紙を出しておくべきでしょう。
メール・手紙を受け取ったほうとしては、内容にもよりますが、かなり印象に残ることが多いでしょう。
お礼のメール・手紙は一日以内に
メール・手紙をだすべきといっても、あまり遅くては効果がありません。
出すなら、説明会の翌日には出しておくべきでしょう。
それ以降なら、仕事が遅い奴だ、と思われ、逆効果になるおそれもあります。
事務所説明会に関するお話はこの程度で。
次回は、履歴書の送り方等について解説していきます。
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