2014年1月19日~1月25日までの気になった弁護士・法律関連ニュースのまとめです。
・接見トラブル:弁護士のPCや携帯電話巡り 拘置所側と溝(毎日新聞)
少なくとも、カメラ撮影に関しては、拘置所側にも理解いただきたいところですね。
たとえば、正当防衛が問題になり得るケースでは、被告人が負ったケガの内容が重要になりますし、取調べの最中に暴力を振るわれたりなどしたというケースでは、証拠を残すためにも被告人の身体を撮影する必要がでてくるでしょうから。
それにもかかわらず、電子機器の一律禁止は、接見交通権や被告人の防御権の侵害ではないかと思われますね。
・「ツイッターの投稿者特定に道が開けた」 裁判所の「情報開示命令」得た弁護士に聞く(BLOGOS)
・出会い系サイトが11億円所得隠し 全国で最大規模(朝日新聞)
『活動拠点に弁護士事務所を開業させるなどして、「隠れみの」にしていたという。』(記事より引用)とのこと。
隠れ蓑の意味がいまいちわかりませんが、法律事務所の看板だけ出させておいて、自分たちは看板を出さず、いないようにみせかけていた(ここには法律事務所しか入っていませんよーと見せかける)ということなんですかね。
・刑期ミスで3日間長く服役 検察官ら3人処分 横浜地検(MSN産経ニュース)
検察官:戒告、検察事務官:訓告とのこと
・検察事務官、親類に情報漏洩 富山地検が処分(MSN産経ニュース)
『元事務官は10月上旬、親類の男性から「自分の父親が犯罪の被害に遭っている可能性がある」との相談を受け、トラブルの関係者が勤めている可能性がある会社の情報を収集。罰金納付状況や会社の所在地、勤務する人物の氏名などを記録した書面を作成し、10月16日に親類の男性に手渡した』(記事より引用)とのことです。
情報漏えいといえば、たしかに情報漏えいですが、検察が有する情報を悪用したという色合いが濃いですね。
・検事、裁判証言誘導か 宮城殺傷・死刑判決 共犯者に(朝日新聞)
記事は1月6日のものですが、かなり気になったので。
時折、なんでもかんでも有罪にして、被告人にとにかく重い刑罰を与えることが使命だと勘違いしているのではないか、と疑われる検察官に遭遇することがあります(もちろん、真っ当な方も多数いらっしゃいます)。
被疑者を有罪にする検察官が優秀・被疑者に自白をさせる検察官が優秀・(とにかく疑わしい情状はクロにして)被告人に重い刑罰を与えられる検察官が優秀といった意識が検察庁の中にあるのではないか、とも感じます。検察改革を述べられる検察官が多いですが、こういった検察官の意識を変えていくことが重要なんではないですかね。
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