自己破産をする際に見逃しがちな財産3~親が支払っている保険~
自己破産をする際に見逃しがちな財産の解説第3回。 今回は、親が支払っている生命保険について解説していきます。 破産者名義の保険は、原則処分対象になる 破産をすると、原則として、破産者が持っている財産は全てとられてしまいます。 傷病保険や生命保険は、掛け捨て型のものであれば問題ありませんが、積立型の保険も多いです。 積...
自己破産をする際に見逃しがちな財産の解説第3回。 今回は、親が支払っている生命保険について解説していきます。 破産者名義の保険は、原則処分対象になる 破産をすると、原則として、破産者が持っている財産は全てとられてしまいます。 傷病保険や生命保険は、掛け捨て型のものであれば問題ありませんが、積立型の保険も多いです。 積...
前回、退職金請求権は財産なので、破産をすると退職金相当額(通常は1/8)を積み立てる必要がある、と解説しました。 しかしながら、退職金だからと言ってすべてが積立の対象となるわけではありません。 破産法を見てみましょう 破産法34条3項では、『次に掲げる財産は、破産財団に属しない』と規定しています(破産財団の属しないという...
破産をする際に見逃しがちな財産の解説。 今回は、退職金について解説していきます。 未支給の退職金も財産として扱われます 退職金を受け取ってしまったら、退職金が財産である、ということは理解しやすいでしょう。 退職金は、通常、仕事を辞めないともらえません。 でも、退職金は、定年を迎えた日に突然ふって湧いてくるようなもので...
借金の支払いができなくなってしまったら、自己破産や民事再生などを検討する必要があります。 しかしながら、自己破産をすると、お持ちの財産は原則として、すべてとられてしまいます。 また、相続財産があればそれもとられてしまいます。 遺産分割協議→自己破産は危険! 自己破産をする際に見逃しがちな財産1~相続財産~で解説したよう...
2013年12月30日~2014年1月11日までの気になった弁護士・法律関連ニュースのまとめです。 ・司法試験「5年で3回」を「5年で5回」に緩和(読売新聞) 従前の制度で、受控えをしたくなる気持ちは分かりますね。 どれだけ勉強していようが、受験直前になると、「周りは自分よりもっと勉強しているんじゃないか」、「今の自分の...
自己破産をすると、財産はすべて持っていかれるのが原則である、ということ以前解説しました。 「そんなの当たり前だ」、「覚悟はできている」という人でも見逃しがちな財産があります。 そして、破産手続をすすめていくと、「え!? そんなものまでとられるの!?」と驚かれることもあります。そこで、今回から、破産をする際に見逃しがちな財...
弁護士に破産を依頼すると、肩の荷がすっとおりたような気分になります。 業者からの督促はとまりますし、次の返済日を気にしなくて良くなるので、当然でしょう。 でも、弁護士に依頼したらそれで終わりではありません。 破産は弁護士だけではできません 破産をするには、様々な資料を裁判所に提出する必要があります。 こういった資料は...
破産のデメリットの解説。第10回の今回は、家族に話す必要がある可能性について解説していきます。 郵便物転送でバレてしまう可能性がある 破産のデメリット6~郵便物が転送されてしまう~で解説したように、破産をして、かつ、破産管財人が選任された場合には、破産者宛ての郵便物は破産管財人に転送されてしまいます。 そして、郵便物を見...
自己破産のデメリットの解説。 今回は、保証人や勤務先への影響について解説していきます。 一部の借入先だけ選んで免除するということは許されない 破産をする際に、こことここは抜かして、ここだけ免除するということは許されません。 全ての借入先を裁判所に申告しなくてはいけません。 そして、税金のように、法律で免除されない、と...
破産のデメリットの解説。 第8回の今回は、信用情報機関に登録されること、いわゆるブラックリストや事故情報といったものについて解説していきます。 信用情報ってなに? 破産をすると、破産をしたという情報が信用情報機関に登録されてしまいます。 信用情報というのは、文字通り個人の信用に関する情報です。 たとえば、銀行などの金...