今回は、靴の手入れの基本について解説していきます。
革靴は、手入れをしないとすぐにボロボロになってしまいます。
ただ、日本ではこのことは一概に悪いとは言えません
履きつぶした靴に対する信仰
履きつぶした靴について、日本では、一種の信仰のようなものがあります。
ボロボロになった靴というのは努力の証であり、誇らしいものである、というものです。
手入れは一切しないで、修習中は、毎日同じ靴をはいていれば、すぐに見事な餃子靴ができあがります。
ただ、履きつぶした靴というのは、ある程度のキャリアがあってこそ信仰の対象になるものです。
弁護士ならまだしも、修習生がボロボロの靴を履いていても、単にだらしないととられる可能性が高いので、避けたほうがよいでしょう。
靴は最低3足用意する
修習は週5です。しかし、毎日同じ靴を履くのは望ましくありません。
革靴は生き物です。一度履いたら休ませてあげなくてはいけません。
毎日、同じ革靴を履いていると、すぐにボロボロになってしまいますし、何より、においだします。
飲み会で座敷に上がることも多いでしょうし、恥をかかないためにも、靴は最低3足用意してローテーションを組みましょう。
靴を脱いだら、シューキーパーをいれること
靴を脱いだらシューキーパーを入れるのが望ましいです。
シューキーパーというのは、靴の型崩れ防止用の木型です。
冒頭の画像にある、これのことです。
シューキーパーを入れておかないと、カッコ悪い横皺がいくつも刻まれていきます(そして餃子靴へ)。清潔感を演出するためにも、靴はきれいに保ちましょう。
なお、木製は高いので、安いプラスチック製のものでも構わないです。
靴を脱いだらブラッシングしてあげること
一日外を歩くと、靴にはホコリなど、たくさんゴミがついています。
これを馬毛のブラシでさっと払ってあげるだけで印象はガラッと変わってきます。
靴にはクリームをぬること
革靴にはクリームを塗るべきです。
革靴は非常にデリケートなものです。
一日歩くだけで色々な傷がつきます。
クリームを塗っておけば、クリームが保護膜となって靴を守ってくれます。
また、補色もできるので、月に一度はクリームを塗ってあげたいものです。
クリームってなに? という方は次回、靴の磨き方について解説しますので、そちらをご覧ください。
靴の手入れの基本はこんなところにして、次回は、靴の磨き方について解説していきます。
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