今回は、スーツの手入れと着こなしについて解説していきます。
スーツは安いもので良い、と前回説明しました。
しかし、生地が安いということは、手入れをしなくてよい、ということではありません。
手入れをしないでいると、不潔に見られたり、だらしなく見られたりするので、手入れは非常に重要です。
スーツを着終わったらハンガーにかけること
当たり前だろ、と思われるかもしれませんが、一人暮らしだとほったらかしにされる方もいます。
スーツは立体的なものです。
平面的な着物と違って、最初から立体でつくっていますので、ハンガーにかけておかないと型崩れするおそれがあります。
ちなみに、ハンガーは、できればある程度肩幅のあるものが望ましいですが、無理にお金をかける必要はありません。スーツを購入した際についてくるハンガーにつるしておけば、基本的に問題ないでしょう。
スーツを着終わったらブラッシングをする
これができていない方がかなり多いように思われます。
暗い色のスーツは汚れが目立ちます。
肩にゴミが乗っかっている方をよく目にしますが、これは、見ている側に不潔感を与えます。
ブラッシングする際は、多少力を入れても大丈夫です。
スーツの生地の中に入り込んだ埃を払う必要がありますし、スーツの生地は意外と丈夫なものです(繊細な生地もありますが、そういうのはかなり高額な生地です)。
ザツ、ザッ、とかけちゃいましょう。
スーツの一番下のボタンは飾りボタン
成人式でよく見かける光景ですが、スーツのボタンを一番下まできっちりしめている方がいらっしゃいます。
しかし、スーツの一番下のボタンは飾りです。しめるものではありません。
一番下までしめていると、野暮ったく見えるのでやめておきましょう。
ジャケットをお尻で踏まない
修習生は必ずしも就職を希望する地域には配属されません。
そのため、面接ひとつ行くにも長距離を移動しなくてはいけない、ということもあるでしょう。
長時間バスや電車に乗る際は、ジャケットは脱いでおくと良いでしょう。
ジャケットを着たまま長時間座席に座っていると、スーツの後方がいい感じにお尻でプレスされて、みっともない皺が刻まれます。
ちなみに、当然ですが、面接時はジャケットを着たままです。
立っている時はボタンをしめること
立っている時は、スーツのボタンはきちんとしめておきましょう。
だらんと開いているとだらしなく見えます。
これに対して、座っている時にどうすべきかというと、非常に難しいです。
スーツのセオリーからすると、座っている時はボタンを外すべきです。
しかしながら、おじさんたちの中には、「面接中にスーツのボタンを外すなんてだらしない、何をリラックスしてるんだ。座っている時でもカッチリしめておくべきだ」、と考える方もいらっしゃいます。
椅子に座っているときには、スーツのボタンは外しておくべきだ、ということを知らない方のほうが多いように思われますので、椅子に座っている時でも、スーツのボタンは外さないほうが無難です。
スーツの着こなしや手入れについてはこんなところでしょうか。
ニュースのまとめをはさんで、次回は靴下について解説していきます。
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