健康保険の使い方とメリット・デメリット~交通事故の被害にあった方のために~
前回、交通事故の被害にあった場合は、過失相殺が問題になることがありうること、その場合は、治療費も一部自己負担になること、そのため、治療費を安く抑えるために、健康保険を利用する方法があることを説明しました。 健康保険の利用方法 健康保険の利用方法といわれても、単に保険証を出すだけだろ、と思われる方も多いでしょう。 しかしな...
前回、交通事故の被害にあった場合は、過失相殺が問題になることがありうること、その場合は、治療費も一部自己負担になること、そのため、治療費を安く抑えるために、健康保険を利用する方法があることを説明しました。 健康保険の利用方法 健康保険の利用方法といわれても、単に保険証を出すだけだろ、と思われる方も多いでしょう。 しかしな...
今回は、治療費に関して解説していきます。 交通事故の被害にあったとき、治療費は加害者の保険会社が支払ってくれることが多いでしょう。 病院で診察を受けるときに、健康保険証を提示することもないでしょう。 加害者の保険会社が全部払ってくれるから、なんの問題もないじゃん、と思われる方も多いでしょう。 しかし、ちょっと待ってく...
2013年9月1日~9月7日分の気になったニュースのまとめです。 ・婚外子の相続差別は違憲 「確定事案に影響せず」 最高裁初判断(msn 産経ニュース) 裁判所のホームページに全文がのってますね。 【関連】婚外子裁判:「差別を法が保証する怖さ」落合恵子さん(毎日jp) ・奨学金で自己破産 就職難や非正規増影響…(東京新聞...
交通事故の被害にあったとき、加害者が任意保険に加入していれば、保険会社と示談交渉をすることとなります。 これまでに、慰謝料に注意することと主婦でも休業損害を請求できることを記述してきました。 今回は、自賠責基準に関する説明をしていきます。 運転免許を所持している方はご存知でしょうが、自動車の保険には、強制保険である自賠...
今回は、家事従事者の休業損害に関する記事です。 交通事故にあって、仕事を休まざるを得なくなった場合、それでお給料を減らされることがあります。 本来であったら(事故さえなければ)もらえたはずの賃金を、交通事故にあったためにもらえなくなる、これを休業損害といいます。 交通事故の示談の際には、この休業損害も請求できます。 ...
今回は、慰謝料の金額について記述していきます。 Point慰謝料は、保険会社が提示してくる初回の示談金額から、増額可能性が高い項目の一つです。 たとえば、北河隆之『交通事故損害賠償法』(平成23年4月15日・弘文堂)205ページには、「保険会社の提示する慰謝料の額は,通常,「赤い本」や「青い本」の基準をかなり下回るのが実情...
今回は、弁護士費用特約について解説していきます。 弁護士に依頼することで示談金は増額されることが多い 前回、交通事故の被害者に対して、保険会社が提示してくる示談金額は増額できることが多いことを説明しました。 その理由を端的に書きますと、 (1)保険会社は自身の基準で示談金額を算定する (2)弁護士は、一般的に裁判基準をも...
健康に人生を生きることができれば、それに越したことはありません。 しかしながら、生きている以上、病気やケガは避けられないでしょう。 今回は、不幸にも交通事故の被害にあったときに、損をしないためのポイントのうち、保険会社にしぼって解説していきます。 (当然、重要ポイントはケースバイケースですので、ここでは、私の経験上、一般...
今回は、一般の方向け(実務家の先生方向けではありません)の記事です。 人が死亡すると、相続が発生します。 相続というのは、簡単に説明すると、亡くなった方が持っていた財産と借金を分配する手続きです。 人が一生のうちで弁護士に相談・依頼する機会は、一度や二度程度でしょう(もちろん、個人差があります)。 ただ、相続は、人が...
2013年8月25日~8月31日分の気になったニュースのまとめです。 ・「菊池事件」再審を訴え 岡山弁護士会が講演会(山陽新聞) 「非公開の特別法廷が設けられ、証拠品を菜箸で扱ったり、罪状認否では男性が否認しているにもかかわらず弁護人が何も主張しないなど、差別的な対応が問題視されている。」 被疑者・被告人の味方になってあげ...