司法試験ゆっくり合格法の第5回です。
今回は、勉強時間などについてご紹介していきます。
司法試験合格者の勉強時間は、非常に長いです。
私の周りにいた人たちは1日平均10時間以上、長い人だと16時間(これは直前期だけかも)という人もいました。
まさしく、食事や睡眠といった生きるために必要なもの以外は全て勉強時間といった具合です。
これに対して、私の勉強時間はお恥ずかしながら、非常に短かったです。
長くて8時間、平均するとおそらく3~4時間くらいではないかと思います。
直前期に至っては、一日2~3時間程度でした。
なぜこれだけ勉強時間が短いかというと、私の勉強法が『理解すること』を中心に据えているためです。
司法試験の勉強は、非常に頭を使います。
6時間もやってると、頭が混乱してきます。
混乱した頭に知識を詰め込んでいくのも一つの方法です。
ただ、パンク寸前の頭の状態で理解しようとしても、難しいといわざるを得ません。
そこで、一番パフォーマンスを発揮できる初期の時間帯に集中して勉強していました。
今日はどうも調子が悪いと思ったら、ちょっと散歩に行ってみたり、少し寝てみたり、いったん家に帰って風呂に入ってみたりしました。(短時間睡眠や風呂に入ることは、頭がすっきりして非常に効果的でした。)
余暇も大事にしました。
私にとって、法学の勉強というのは、楽しいものでした。
壁にぶつかると文献にあたり、理解に至る。理解に至ると楽しい気分になりました。
それが私の勉強に対するモチベーションの一つになっていました。
ただ、そんな楽しい学習も毎日やっていては飽きてしまいます。
勉強するのは週5日(スケジュールに遅れが生じたり、課題があるときは、週休1日になることもありましたが)。休みと決めた日は遊んで暮らしていました。
こんなに勉強時間が少ない理由は、他の受験生と違って、私はアウトプットをしなかったからです(インプットの際に常にアウトプットのことも意識していましたが)。
他の受験生がアウトプットに使っている時間は遊んでいたというわけです。
こういったインプット中心の勉強法は、短答式試験の際にも成果が発揮されました。
人より知識が豊富なゆえに、さすがに驚くほどの点数はとれませんでしたが、短答式の時点で十分合格圏内だったため、最終発表の日までゆとりを持って生活できました(とはいっても、不安要素はあったので、発表前日からかなり緊張していましたが)。
私の勉強時間はこういった感じになります。
次回は、試験本番の失敗などについてふれていきます。
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